お知らせ

「日本社会の仕組み」を読んで(下記、※印が、管理者の意見です)

 

日本社会の構成原理
1.学歴
2.年齢、勤続年数
以上が重要な要素
下記は上記から出てくる
3.都市、地方の対立
4.女性と外国人の不利

これは以下をもたらす
・女性、外国人に対する閉鎖性
・「地方」、非正規雇用との格差
・転職のしにくさ
・高度人材獲得の困難さ
・長時間労働、低生産性
・ワークライフバランスの悪さ
なかなか変わっていかない

※そうかもね

第1章
日本の生き方の類型として三類型を提出
「大企業型」
「地元型」
「残余型」
※フム
第2章
他国との比較
第3章
他国の働き方の経緯
第4・5章
日本型雇用の起源
第6章
敗戦から高度成長期まで
第7章
高度成長期まで
第8章
1970年代から現在までの経緯
終章
今後の改革の方向性

日本社会の暗黙のルール「慣習の束」の解明

※フム

p9
「しくみ」について

慣習の束...人々の日々の行動が蓄積され、暗黙のルールを形成する...変化もする。
※違う、初めに価値観(ルール)があり、それが日々の行動で強化される。
自然科学は永遠不変の法則を探求する。
自然科学にあこがれて始まった社会学も、永遠不変の法則を人間界の中に探ろうとした。
古典経済学はその一つである。
p10
アダム・スミスは、人間は交換によって利益を追求する永遠不変の天性があるのだ、という公理を設定した...ことで、経済学は自然科学を模倣した学問になりえた。
※違う、自然科学は、人間以外の物理的存在を対象にし、その結果が、たまたま、永遠不変の法則とみられる結果にいたったのである。
経済学も、ヒト、カネ、モノの関係を対象にし、その結果、人間は交換によって利益を追求する永遠不変の天性があることを発見したのである。

社会学の始祖たちが研究対象にしたのは、一つの社会が共有している暗黙のルール。
古典経済学では説明できない人間の行動も、こうした暗黙のルールから説明できると彼らは主張したのである。
ウェーバーの「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」


p41
近年のアメリカでは超富裕層の1%と残りの99%の格差が開いているといわれる。
日本では10%と90%との格差。
10%は年収750万円から580万円
大企業正社員とそれ以外との格差にあたいする。

 

p167
近代になってから現れた職種別組合はギルドの延長でなく労働運動の結果としてできたものが多かった。
※ギルドの影響はあるのでは
労働運動の中で、職種の類型やアイデンティテイが作られてくることも少なくなかった。
※日本はなぜ違うのか

p410
西欧型社会を志向した政府
職務給では中高年の賃金が下がる。アメリカでは、職務がなくなれば解雇されるのが原則となる。
それをカバーするには、西欧諸国が行ったように、扶養家族がいる中高年労働者向けに、児童手当や公営住宅を整備することが有効である。
さらに、職業訓練や技能資格、産業別や職種別の協約賃金などを設定し、企業を横断した労働市場を作ることが望ましい。